やむなく取引を中止する不動産屋さんがでてきます。
ではそこの不動産屋さんで紹介された方はどうなるか?
どうにもなりません。
別に管理契約を結んでいるわけでないですから
お客様が不安にならないように対処してあげればいいです。
直接契約なんてできるの?って質問されますが
大家さんとお客様は直接契約するものです。
知識がない方や
お客様を探せない方の代行を業者さんはしているのです。
私のところでは不動産屋さんの契約書のフォームとは別に
直接契約用の契約書をつくっております。
事情を丁寧に説明すれば
皆さんわかってくださいます。
問題なのは間に業者さんがいないことで
トラブルが起きるんじゃないかという不安です。
取引停止になるところは
間に入っている方がトラブルになるわけで
そのあたりの経緯を説明すれば
ご理解いただけるはずです。
私が関わってからの
50件超の業者さんの傾向を見ると
紹介実績 8社
内見実績 14社
営業マンが誰か物件を見に来た 10社
募集図面の確認に応じてくれる 15社
契約が決まるまでに募集図面すら間に合わない 30社
不都合があって取引停止 3社
少ないデータながら基準になります。
不動産屋さんに物件紹介をお願いした場合
その店が契約できる確立 16%
その店が内見者を連れてくる確立 28%
営業マンが物件を見にくる確立 20%
募集図面の確認に応じてくれる 30%
業者さんやる気なし 60%
大家さんからお断り 6%
1件や2件にお願いしても決まらないわけです。
大事なのは
お客様を紹介してくださる業者さんが
大家さんにとって良い業者になるということです。
多少のお粗末さは許容します。
それでも
ちょっと物足りないような感覚になります。
だから
母数を増やして
成果の実数を増加させるのが適切かと思います。
不動産業者さんにご挨拶行く時に持っていったもの
1 名刺
不動産屋さんの担当の方は記録残さない方が
いらっしゃるので名刺は置いていった方がよろしいかと。
2 物件の平面図
募集図面を起こす時に必要なので事前にお持ちします。
3 募集図面のサンプル
募集図面を作るのは自分だと思うのが大事です。
人任せではいいものはできません。
自分つくるのは難易度が高ければ
いいなと思った他社の募集図面を持っていくと
相手が作りやすいので丸投げするよりもレベルがあがります。
4 契約書の雛形
今でさえ少なくなりましたが
当時は市販されている不動産契約書の雛形を
そのまま使っているような業者さんが多かったです。
よって直接契約する際の契約書を作成しました。
曖昧な部分を排除しておかないと
後でトラブルが起きることになります。
その雛形をベースに不足分や曖昧な事項は追記することで
未来のトラブルを防ぎます。
5 物件の写真
見に来ないのを前提に
写真でイメージをしてもらうようにします。
必要であればあげれるように何枚も焼き増ししておきました。
今はデジカメなどで撮った画像データをあげれるようにしておくといいと思います。
とにかく自分のことは自分でやる前提で
協力してくださる方を探すイメージで準備するといいかと思います。
相手がやってくれる前提でことを進めると
まずうまくいかないです。
そもそも
何室も何室も空室が出るたびに
絶え間なく借主を見つけてこれる業者さんというのは
いないという前提でことを進めました。
今お付き合いしている業者さんに限定してお付き合いするのではなく
片っ端からご挨拶に伺ってお付き合いさせていただく作戦にしました。
空室が出るたびに既存の店舗とのやりとりの最中
新規店の開拓をしていきました。
明らかに空室期間が狭まることに手ごたえを感じ
付き合いのある店舗は50件を超えていきました。
不動産仲介業者さんは
専任といって
私達を専属の業者にさせてくださいと申し入れしてきます。
営業力が抜群で
チカラがあれば結構です。
でもそんな業者さんはまずいないです。
チカラもないのに
無責任に専任を志願して
それを受けた大家さんが
結局責任を取ることになります。
それはその業者を専任にした大家さんに責任があります。
当たり前です。
物件が決まらないのは
悪いのは業者さんでなくて
非力な業者に丸投げしている大家さん自身が悪いのです。
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