2代目大家さんが読むブログ。

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何から手をつけたのか?
2009/5/31 | カテゴリ:2代目大家の事情コメント | トラックバック

さて引き継ぐことになった
24歳の五月女圭一は何から手をつけたか。

家族の協力の確認です。

何においても行うのは人間です。
一人でできることなど限られてます。
各所の協力なしにことは進みません。

今回のような不動産賃貸においては
家族が主な登場人物です。

食事をして
話をして
これから起きるであろう局面への理解と協力を確認するのが
最初のアクションです。

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息子に任せられるか?
2009/5/30 | カテゴリ:2代目大家の事情コメント | トラックバック

二十半ばの大人にもなれてないような息子に
「では任せたよ」なんて言える人ってのはいないと思います。

私のところでも
それはそれは抵抗にあいました。

だけども
現状のままのシュミレーションで
5年後に0のラインを割り込むことを見せた時
父親は決断してくれました。

経営するのは
信用金庫でもなく
工務店でもなく
不動産屋でもなく
自らだということ。

うまくいかなかった自分に可能性を見出すよりも
事態に気がついて
自発的に動いている自分の息子ならできるかも
できなかったとしても
このままではどちらにせよダメ。

私からしたら
「息子にやらす」の一択。

彼からしたら
他の選択肢もあったことでしょう。

よく受け入れてくれました。

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どんな状況か把握してはいない
2009/5/30 | カテゴリ:2代目大家の事情コメント | トラックバック

多くの場合
借り入れをおこしているので
いったい自分達がどういう状況なのかが掴み辛いようです。

事業規模からすると多額の有利子負債を抱えるわけですから
長期にわたりリスクを抱えたうえでの経営を強いられます。

1億7,000万円6%の金利で借りていたら
年間1,020万円の支払利息を伴うわけです。

当然利息から順番に支払っていきますので
払っても払っても元金など減ったことも確認できない程度です。

一方で
キャッシュの減少は
誰でもわかりやすいです。

不動産賃貸業で最大のピンチといえば
借入れの返済資金が不足することです。

状況を把握せずにいても
現金が減っていけば自然とマズイことに気がつきます。

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初代は気がつかない
2009/5/29 | カテゴリ:2代目大家の事情コメント | トラックバック

経営者の方々は
破綻する直前まで
事態を受け入れないことがあります。

事態を受け入れていないから
手を打てずに破綻するわけです。

無借金で行っている事業であれば
即座に撤退できますから問題ないです。

ただし
個人事業で生活と事業が混ざった形態であると
即撤退というわけにはいきません。

気がつくと
私的な部分まで
減り込ませてしまって
ボロボロになっているケースがあります。

復活するのが困難な状況になる前に
2代目が気がついてあげないといけないです。

本人達は
初めての経験で
悪気もなく
気がついてもいないかもしれないのですから。

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誰が経営するか
2009/5/27 | カテゴリ:2代目大家の事情 自分でやるコメント | トラックバック

一般的な場合はオーナー&経営者を一人でやってます。
ところがこれがうまくいかない。

しかも不動産賃貸の場合は長年やるものですから
大体賃貸物件のオーナーはお年を召されているケースがほとんどです。

不労所得など言いますが
もっているだけでなく経営をしないと成立しません。

どの経営でも同じで
時流に沿った変化が求められます。

経営者とは
誰でもなれますが
責任と努力を伴うポジションです。

所有権が移行する前に経営だけ引き継ぐのが望ましいと考えます。

たいていは息子さんへ引き継ぐことになるとは思いますが
仮にそれで経営がうまくいかなかったとしても仕方ないことです。

どの道
相続した後にうまくいかなくなることが
事前に表面化するわけで
皆で協力できる時期に引き継いでおけば
一緒になって取り組むことができます。

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Written by 五月女 圭一(株式会社ゲイト代表)
同じような苦労をしている2代目の大家さん達へ、賃貸経営のヒントが提供できればと思ってます。また、将来的に協力しあえる仲間が増えていければなあと考えてます。当面の目標は、2棟目の賃貸物件を仕入れ収益化すること。

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