給湯器の業者さんは言いました。
「給湯器はもって10年くらい。
20年も給湯器が使用できるなんて1,000台あっても2台か3台だよ。」
我々の客室に設置してある
11台中9台が問題なく20年使ってます。
この差はおそらく
その10年という基準を元に
交換を薦められるから
だと思われます。
給湯器には
修理するという概念がありません。
壊れたら交換なんです。
ちょっと異変があって
10年程度たっていれば
当然交換を薦められます。
それに負けて交換を決断する。
業者さんの話を鵜呑みにせず
確かめてみればいいんです。
自分とこなりの基準ができてくれば
後から楽になります。
何せ10戸あれば×10だし
100戸あれば×100なんです。
最初の基準が他に影響を与えるので
とにかく妥協なく一回一回取り組んだらいいです。
次回以降は前回の最適化でいいので
比較的ことは楽にすすみます。
最初が肝心です。
工務店など業者さんは
対応年数よりもっと前に
「修繕」や「メンテナンス」「交換」を薦めます。
10年も持てばいい方ですよ。
一年に一回は修繕しましょう。
何かあったら困りますよ・・・
そんな言葉をかけられたら
まあプロがいうならと
素人大家さんは受けます。
そんなに必要あるのかどうかは
自分で確かめた方がいいです。
彼らはお金が欲しいだけですから。
なんの工事でも修繕でも結構ですが
現状どうなっていて
何が起きていて
どうすればいいのか?
複数の業者さんから知恵を借りることです。
インターネットを駆使して情報を集めることです。
あくまで大家さんが主体的に取り組む必要があります。
業者さんに悪気がなくても
その専門分野のトップでいれるわけでもないので
業者さんが出してくる案が
ベストなわけないです。
沢山の世の中の事例から
適切な対処を
適切なコストでできるところを集めればいいです。
そんな活動をしているうちに
こちらと同じ目線で
一緒になって考えてくれる業者さんを見つけられたらいいです。
多くの大家さんは面倒がって
自分の商売道具であるビルのことを知ろうとしません。
工務店あたりに
丸投げで依頼します。
良くわからないから
プロに任せようと。
大抵の業者さんは
残念ながら
こちらもことなど微塵も考えてくれてない
と思った方がいいです。
専門分野のことは彼らはプロかもしれませんが
その賃貸ビルのプロは大家さんしかなれません。
プロの大家さんが
プロの専門業者さんを使いこなすからこそ
一つのプロジェクトが機能します。
一般的に最初にビルを建てた業者さんに
引き続き面倒見てもらえるのがそりゃ理想です。
ところが
時の流れる間に
当時はベストチョイスだったとしても
そうでなくなるケースが非常に多いです。
工務店さんなど
昔からお世話になっているから・・・
なんてそのままの業者さんを利用されている方々多いようです。
理由はともかく
一旦視野を広げて見直してみるとよろしいかと。
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