次回の面談では信用金庫側に変化が。
支店長および担当者の交代です。
その後も繰り返し起きることですが
問題になるとチェンジするシステムのようです。
合併統合などの繰り返しで
ころころ変わっている時期でもありました。
支店長や担当が適切な報告をしていないので
また一から何が起きたんですかってことを順番に話す必要があります。
今現在でも
数字の変化は記録に残ってますが
経緯ややり取りは記録に残っていないようです。
借入についても信用金庫に依存するわけでなく
自分達自身が主体的になるいいきっかけでした。
アポは簡単に取れました。
担当レベルにその旨を話して
当時の支店長とセッティング。
彼らの姿勢は「すべて受け入れない」でした。
「五月女さんとこは儲かっているからいいじゃないですか~」
「早く返しちゃ相続の時大変ですよー」
「死んだら返せるように保険も入っているわけですし」
「もう一棟建てたらいいじゃいないですか。貸しますよ」
「返されちゃうと私のポイントが下がるんでやめてください」
録音しておけば良かったです。
「担当は息子の私に変わります。支店長、決算書も見たことないのにめちゃくちゃいいますね」
「不動産賃貸はやれてれば黒字ですから、儲かってるじゃないですか」
「黒字決算とキャッシュフローが別なのはご存知でしょう」
「そうですけど」
「固定金利の上げなど飲ませているようですが都合のいい時だけお願いしに来てそれ以外は拒否というのはどうかと思いますが」
「このまま続けてください。お父さん死んだら返せばいいじゃないですか」
「申し訳ないですが現状のプランには賛同できません」
「お父さんはオウケイして今の状態になっているわけですから」
「無知な父は問題ですが、十分相手が理解していないまま自分達の都合の良いように了解させているのも問題だと思いますが」
「変動金利にして金利上昇しても知りませんよ」
「固定でもあなた方は上昇させているじゃないですか」
「・・・」
「条件については変更を希望しますので各所手続きしてください」
「私のポイントが・・・」
「賃貸ビルを立てる前は一緒になって同じほうを向いて考えてくれるのが信用金庫だと思ってましたが、そうではなかったですね。」
「・・・」
自身のことしか考えていない体質が浸透していた当時の信用金庫に何をいっても無駄でした。
理解を示すこともないまま
固定金利から変動金利への移行が決まりました。
時間切れになった
その他の案件は次回の面談に整理することで話は終わりました。
何もしゃべらないように言っておいた父が
カンカンになっていたのは言うまでもありません。
当時の条件
固定
6.8%
元利金等返済
何年か前に逆に金利上げの交渉にあって
当時は返済史上最大の6.8%の金利になっていました。
元金1億5千万残りで年間で1,020万円程度の支払利息額です。
また担当の方からの依頼で下記も入っていました。
定期積金を2口
定期預金を1口
父親に定期保険を1口
貸し金庫契約
出資金
その時のゴール設定
変動金利へ変更
金利負担額を減らす
返済額の再設定
定期積金を解約
定期預金を解約し先入れ返済へ回す
定期保険の解約
8年たって1億弱円支払いのうち2,000万円しか元金が詰まっていない状況を改善に向かわせることは何でもする予定でした。
事が重大だったので
平行して3つのことを進めました。
すぐにはどれも解決しないと踏んだからです。
1 信用金庫と返済について最適化
2 不動産仲介業者の最適化
3 工務店など修繕業者の最適化
それはそれは大変な作業が始まりました。
現状把握をしていると問題点が見えてきました。
今回の大前提である
父親が経営者として力量不足
だったことが発端となり
結果として
信用金庫、不動産仲介店、工務店
その他業者さんに判断を依存していたため
いいようにされていたというのが実情のようです。
だってプロなんだから・・・
というのが彼の言い分でした。
調べてみると
こちらの立場になって
一緒に考えてくれていた業者さんなど
一つもありませんでした。
あーあというのが正直な感想で
もっと早く気がついていれば良かったと震えるくらいの感情を持ちました。
その一方で
ボロボロな状態がわかったので
これはやりようがあるなとへんな安心感も覚えました。
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